住宅形態や街並みによって、犯罪が起こりやすさが違うことは意外と知られていません。
住宅形態や街並みの違いによって空き巣などの被害の発生件数が違ってくるのは、街並みの違いによって侵入のしやすさが違ってくるからでしょう。
同じような大阪周辺の市町村でも、それぞれ地域で侵入窃盗の被害の発生状況は違います。
人口・住宅形態・街並み・土地利用など地域的特性と、侵入窃盗犯の発生件数には有意な差があります。
新居を購入するのなら犯罪が起こりにくい街を選ぶこともできますが、すでに暮らしている場合はどうすればいいのでしょうか。
防犯意識を高め防犯対策に努めることで、犯罪は未然に防ぐことができます。
犯罪が起こりにくい街がつくれるのと同じで、窃盗に入られにくい家にすることは可能です。
窃盗に入られにくい家にするには、まず自宅の鍵から見直しましょう。
平成28年、大阪で発生した侵入窃盗被害の約7割が空き巣、そして約2割が忍び込み、居空きが約1割程度でした。
発生場所としては、約6割が一戸建てで、約2割強が中高層住宅、約2割弱が集合住宅でした。
どの発生場所でも侵入方法のトップは無施錠で、施錠されていないドアや窓からやすやすと侵入しているのです。
侵入されないためには、まず鍵をかけることこれ以外ありません。
ただ、どのような鍵でも良いというわけではありません。
古い鍵や防犯に弱い鍵は交換しておくことをおすすめします。
大阪には、周辺部に高槻市や箕面市など暮らしやすいベッドタウンが広がっています。
千里ニュータウンや茨木サニータウンなどが有名ですが、周辺部には他にも多くのマンションや一戸建てが立てら今も増え続けています。
ベッドタウンは、梅田などの中心部に比べて物価も安く住環境も豊かですが良いことばかりではありません。
人が集まることで犯罪の発生件数も増えていることは、各市町丁ごとで発表されている犯罪発生件数をみればわかります。
せっかく情報が公開されているのですから、その情報を参考に防犯対策をしましょう。
もし、わからないことがあれば、お近くの鍵の専門業者に相談してみましょう。
個人でもできる防犯をいろいろ教えてもらうことができます。